日本で一番高い山は?と質問されると『富士山』と答えがすぐ出ますが、二番目に高い山は?と質問されると、答えがすぐ出ないことがあります。
このように一番目なら覚えているが、二番目だと覚えていないことがあります。
では、日本で一番の百貨店は?と質問されると、三越・高島屋・松坂屋・西武など、様々な回答が出ます。山などは客観的基準により判断しますが、百貨店になると個人の主観的基準になります。
中小企業は、客観的基準ではなく主観的基準により生かされています。
これが現実です。
他社との違いを明確に出来る、付加価値がある会社などが、相手にとって一番の会社になります。
ただ、今や価格も品質も同じになってきましたので、あとはサービス(付加価値)で差をつけた分だけ売上に差が出ます。どの会社もサービスについては『やっている』と回答すると思いますが、『どこまで徹底してやっているか』の深い部分が、売上の違いとなっています。業界によってサービス(付加価値)は多様ですが、その業界の中で必ず勝ち組となっている企業はいます。
他社を真似るのか、他社との違いを生み出すのかを考えたとき、他社との違いを生み出していかなければ、この不況の中で勝ち抜くことは困難です。
価格で勝負するのではなく、深くきめ細かいサービスを行うことで、相手にとって一番の会社になることが、売上に繋がり将来の勝ち組になるのではないでしょうか。
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